布団の奥底

ゲームの記録や感想など。やるゲームはいろいろ。時々おでかけのことも。

スーパーダンガンロンパ2を遊びました

こんにちは、メリ子です。

 

前回ダンガンロンパの一作目を遊び、感想がてらブログを開設しましたが、続けて二作目「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」もクリアしました。

正直一作目の出来が非常~~に良かったし、キャラクターのこともみんな好きになっていたので二作目に入り込めるか不安だったのですが、いざ遊べば一作目をクリアしてドヤ顔してるプレイヤーを地獄へようこそとばかりに迎え入れる製作陣のニコニコ顔が見えるようでした。めちゃくちゃ面白かったです。なんなら前作では頑張って作らないようにしていたのに遂に推しまで出来てしまい、おかげでメンタルがガタガタです。

 

以下、書きたいことだけ書くざっくりとした感想となりますが、もちろん一作目に引き続きネタバレを見ずにプレイするべき作品ですので、未プレイの方はネタバレ全開のオタクの妄言など見ずに、どうか買って遊んでください。よろしくお願いいたします。また、前作ダンガンロンパのネタバレと、若干の「ファイナルファンタジー7 クライシスコア」「劇場版名探偵コナンイカー街の亡霊」のネタバレを含みます。ご了承ください。

 

ていうかクリアしたの2月11日なんですけど、あまりにも脳と精神がぐちゃぐちゃで書くのにめっちゃ時間掛かってしまいました。おのれダンガンロンパ。何度も言うけどほんとに面白かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

推しは田中と七海です。

 

■スタッフは多分前作プレイヤーの悲鳴でご飯食べるタイプ

 

ダンガンロンパの続編ということで、前作をプレイしていることが前提なので、前作の終盤で明かされたような設定は最初から全開示されます。

なので一作目の展開とは違う展開を用意しているんだろなァ~ということは分かるんですが……あんな姿でも絶対十神は十神だと思うじゃん。ちょっと体が大きくなりすぎようが足音がなんかドスドス鳴ってようが十神は十神だと思うじゃん。

あと狛枝ですよね。若干ヤバそうな気配はありつつ苗木くんと同じ声帯を持ち名前がこれ見よがしにアナグラムめいているので絶対苗木君の関係者だと思うじゃん。

それがいきなり1章で十神は死ぬわ狛枝はあんなのだわで「そんなことある!!?」って声出ました。

 

一応生死予想と黒幕予想もしてたんですけど、ストーリー設定込みでまったく意味を成さなかったので省略します。

 

■衝撃の1章とトラウマ級のおしおき

 

いや~1章はいろいろと衝撃がすごくて、プレイヤーはめっちゃしんどいんですが続編としての掴みが完璧だなと思いました。十神の足音でゲラゲラ笑ってた頃に戻りたい。

十神、偉そうなベースはそのままなんだけどなんだかすごく頼れるいいヤツになっていたので、十神……立派になって……!と感動してからのめっちゃくちゃ惨い死に様を見せつけられるの、きっとスタッフさんたちは考えてて楽しかったでしょうね。遊んでいる側は目からハイライトが完全に失われるのですが。

 

1章の犯人は花村ですけど、狛枝に利用されることになってしまった不運さに加えて動機とおしおき内容のエグさがすぎて1章終了のあと一週間くらいゲームを起動できませんでした。動機にお母さんを混ぜるのは反則でしょう……もっとセレスさんみたいに私利私欲の塊であってほしかった。心にくるタイプの動機、つらい。

花村けっこう好きなんですよね……通信簿イベを埋めるとよく分かりますが、根が素朴でとても家族想いの優しい少年なんですよ。

おしおき時に実家の食堂や母親の無事を教えてもらえないのが本当に可哀想で、それもまたエグみを増していましたが……。真相を考えると多分ご家族は無事ではないというか、花村自身が何かしてしまっている可能性が高いので、知らないままなのは逆に救いだったのかも……いや死んでしまったら救いもへったくれもないけど……といろいろ考えてしまいました。

 

あと個人的に「溶岩や溶鉱炉のようなところに抵抗不可な状態で落とされる」シチュエーションが本当に苦手で(得意な人がいるのか知りませんが)漫画や映画でそういうシーンがあるとヒェッ……てなるので、1章のおしおきはダンロン1・2合わせたおしおきの中で一番トラウマです。

 

■推しを失う4章と画面酔い地獄

 

太古の昔より、私は人が死ぬタイプの作品ではだいたい推しが死ぬという宿命を背負っていたのですが……やっぱり今回もダメでした。そもそもダンガンロンパは推しの生存率が低いと聞いていたので推しを作らないように気をつけていたんですけど、推しになってしまったものは仕方ない。なんで推しすぐ死んでしまうん……

 

ちなみに田中初見の感想

それはそう。

 

田中は2章の時点ですでに通信簿イベントを完成させていて(最初にパンツもらった)、「命」というものに対しての責任を誰よりも重く受け止め、生き物に対して深い愛情を注ぐ心優しい人間だからこそ少なくとも犯人として退場することは無さそうだなと思っていたのですが……

命の重さを誰よりも知っているからこそ、命を諦めようとする仲間を見ていられなかったんですよね。

めちゃくちゃつらい裁判でしたけど、動機は田中というキャラクターにちゃんと合った納得できるもので、……だからこそやっぱりつらいよォォォ~~~~~(突然発狂するオタク)

 

今作は前作と比べ、捜査で証拠を集めるだけでは犯人に辿り着きにくくなっているんですが、この4章だけは若干「これ田中と破壊神暗黒四天王なら可能なのでは……?」と思うこともあったんですよね。でもやっぱり好きな人のことは信じたいので学級裁判で三回ほど無実の人間を犯人として指名しようとする悪あがきをしました。それがたとえ無駄だと分かっていても……FF7CCのラストバトルでザックスにポーションを飲ませ続けるように……

ちょっと疑問だったのは、田中は破壊神暗黒四天王に危険な真似をさせたくないという描写がいくつかあったので(優しい子ですね)、殺人に破壊神暗黒四天王を巻き込むかなあ?というところなんですが、むしろ破壊神暗黒四天王の手を借りてでもあの絶望的な状況を打破したかったんだな、と前向きに捉えています。

 

田中のおしおきについては複数の解釈があると思っていますが、個人的には人生を捧げていた動物という存在によって最期を迎えるなら本望だと思うし、彼も口では地獄行きだなんだと言ってましたが今まで看取ったのであろう生き物たちにお迎えされて天国に行くのは満更でもなさそうな顔してたので、田中の本来の人柄を表すような救いのあるおしおきだったんじゃないかなと。

逆に、愛した存在に殺されたうえに望んだ地獄に行けなかった、という見方もできるし、おしおきとしてはそのほうが成立しますけどね。

とはいえ推しが死んだことに変わりはなく、ここでまた一週間ほどプレイを中断し、田中に想いを馳せていました。ところでソニアさんはなんでそんな田中と距離近かったんですかね(同担拒否)

 

余談ですが、田中を見ているとすごく某氷の帝王を思い出すのでフフッとなります。一人称といい氷属性(?)といい、キングダム建設しちゃってるところといい、果ては俺様の美技とか言い出しますし。ハムスターの名前も漫画雑誌由来だし、漫画からなんかああいうエッセンスを得てるんだなぁと思うと微笑ましいですね。自分の傷跡も開きそうですが

これは完全に偶然だと思いますけど、舞台版の俳優さんも田中と某氷の帝王で同じ方が演じてるんですよ。こういう巡り合わせが嫌いなオタクなんかいませんよね(巨大主語)。面白いなあと思います。

 

それにしても4章はマップの色合いが蛍光色なうえに閉鎖空間で、体調最悪の状態でプレイしていたので画面酔いと精神的ショックがコンボで襲ってきて大変でした。普段あまり画面酔いしないんですけど、ダンガンロンパはなぜかすごく酔うんですよ……。

 

■七海千秋

 

七海は1章から捜査に積極的で裁判でも日向をアシストしてくれる、前作における霧切さんのようなポジションだったので、もう本当に……ようやく田中の死を引きずりながら5章に進んだのに……

本当に、七海は日向と一緒に生き残ってくれると信じて疑いませんでした。

 

七海がアルターエゴであるということは、判明してから思い返せばなるほどと思うことしかなくて。返答にやたら時間が掛かったり、極端に世間知らずだったり。でも【ゲーマー】という設定を着せることで、「なるほどな!」って思っちゃうんですよ(偏見)。

通信簿イベントでもけっこう核心に近いことを言っていて、一番最初のレベル2で聞ける「ゲームが人生というか人生がゲーム」なんて答えそのものなんですけど……そんなの気づくわけもなく。あと「お父さん」への言及とかね。あとからギャラリーで通信簿イベントを見返していて頭を抱えることになりました。

クリア後に誕生日を確認したら不二咲さんと同じ日付だし、キービジュアルの構図も改めて見ると不二咲さんとそっくりですね。全然気づきませんでした。不二咲さんも好きだったので前作で早々に死んでしまったときは悲しかったんですが、七海も最後まで一緒に居たかったなぁ。

 

七海についてはちょっと思うことが多すぎて、うまく言葉にまとめられないので割愛しますが、私は自分に優しくしてくれる可愛い女子はもう100%好きになってしまうので当然のごとく七海のこともえっ……好き……ってなってたんですけど、5章の終わりからはずっと「ななみ…ななみ…」と呻きながらプレイすることになり、終盤のスクショが七海だらけになりました。よくよく考えたらあとからイベントムービー見れるのにね。

 

■そういえばこれ続編でした

 

6章まで進めておきながら、なぜか"前作の続編である"という意識が自分のなかで微妙に薄かったらしく、おまけに十神まで別人だったことでもう前作のキャラクターは出てこないものと思っていたので、突然の「11037」には心底驚かされました。えっここでそれ出てくるの!!?という衝撃。

途端に苗木くんたちの気配が濃くなり、さらに不二咲アルターエゴの登場、前作の舞台である希望ヶ峰学園の探索……そしてまたしても黒幕、江ノ島盾子。

江ノ島さんのことは悪人としてとても好きなキャラなので、相変わらず元気に絶望やっててよかったです。私は立体デカ女のほうではなく携帯の中の江ノ島さんが好きです。

 

苗木・霧切・十神(本物)が出てきたときにはすごい感動して「ウ、ウワー!!」って声出ました。いやクリアしてまだ一ヶ月も経ってないのにこんな感動する?って自分でも驚くほど感動したしちょっと涙出た。やっぱり一作目のメンバーには思い入れありますね。戦友というか。七海を失って傷ついたあとに見る霧切さんのドヤ顔の安心感がすごかったです。

 

あと6章の世界まるごとバグ演出、実はこういう演出大好きマンなので、6章の探索はいちばん楽しかったかもしれません。

メタ的な要素が入ってきたり、音楽が少しずつおかしくなり画面が欠けたりする、まるで現実世界に浸食してくるようなバグ要素などなど、好みの演出がてんこもりで、落ち込みつつもわくわくしていました。学園内も画面酔いが頻発するので前作のときはずーっと画面酔いとの戦いだったんですけど、なんだかそれすら懐かしかったです。一作目から良く出来たゲームだったよなぁと改めて思います。

 

■そういえば

 

真相解明にて……日向たちが現実には装置の中で眠っていて、今の日向たちはゲームの中のデータである、という話になるところでなんだかすごく劇場版コナンのベイカー街の亡霊を思い出したんですけど、そういう人他にも居るんじゃないかなぁ。

イカー街は小学生のとき初めて映画館に見に行った作品です。めちゃくちゃ面白いので未見の方は是非見てください。

 

記憶の中のあらすじをざっくり説明すると、仮想空間での体験型ゲームの完成披露パーティー的なものに招待されたコナンたちがゲームの参加権を得て、仮想空間の中でのゲームに身を投じるんですよ。で、ゲーム中コナン含めた他の参加者たちはポッドで眠ってる状態なんですが、現実世界とゲームの中でそれぞれ大変なことになっていく(まあ事件が起こらないとコナンではないので)、みたいな感じだったと思います。

「似てるな」と感じたところが映画のネタバレになってしまうのであまり詳しく言及はできないんですが、ポッド内で眠る本体、仮想空間で奔走しながらの謎解き、ゲーム内で死んでしまうと……?等の設定が小学生時代の私がドキドキしたストーリーにどことなく共通するものがあって、ウワめっちゃ好きな設定じゃんダンロン2…ってなりました。好みが20年くらい前から変わってない。

仮想空間ってだけで夢いっぱいなのに、そこで命懸けのやりとりまで行われるんですからね。自分は絶対巻き込まれたくないです。

 

あともう一つ、この映画ではいつもの少年探偵団に代わって諸星くんという少年がコナンの相棒位置として終盤まで一緒に居るんですけど……

コナンの声優さんは言わずもがな、この諸星少年はなんと緒方さんが演じてるんですよ。

さすがに狙ったものではないでしょうけど、こういう巡り合わせが嫌いなオタクなんかいませんよね(再放送)。当時小学生女児だった私はコナンくんと諸星くんのコンビに言いしれぬときめきを感じながら映画を見ていたので、今回あまりの偶然に勝手にエモを感じたりなどしていました。

 

■さいごに

 

相変わらず長くてまとまりのない感想(?)ですが、書くということが大事なので気にしないこととします。

田中の破壊神暗黒四天王の本体はどうしてるんだろうなぁというのは今も気になっているままです。おしおきは逃れてるけど、今も田中のマフラーのなかでご主人の目覚めを待ってるんだろうか…。誰かご存知の方いらっしゃったら教えてください。

 

V3もそのうち遊ぼうと思ってますが、いったんダンロンシリーズは休憩かな。積みゲーの量がやばいので。

でもセール入ったら多分迷いなく買うと思うし、レインコードも買う予定です。

ダンロン2もまだアイランドモードが途中なのと、ノベル部分を読んでないのでまだしばらく楽しめそう。あとダンガンロンパ/ゼロを購入したのでそっちも読むのが楽しみですね。

 

また、プレイ中にウサミ/モノミを演じておられた貴家堂子さんの訃報がありました。優しさと可愛らしさに溢れた演技がとても癒しでした。今でもアイランドモードで癒されています。あの「てんてるてーん」は貴家さんでしか生み出せません。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

それではまた別のプレイ日記で。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

(いま気づいたけど前の記事でもFF7CCの話してた。CC好きすぎるでしょ)